「どんな仕事かではなく、どう関わるか」
先日、聞いた話ですが、Aさんがいつも停める駐車場があり、そこには管理人さんが3人位いるそうです。その中の一人で、いつも挨拶を元気に明るくしてくれる管理人さんが居て、そのお陰でAさんはいつも元気を貰っていたそうです。その駐車場は、満車になると入り口にロープを張り、車は入れないようにして満車という看板を置くそうです。そうなるとお客様は入って来れませんから、管理人さん達は管理人室に入り、テレビを見たり、好きな漫画本を読んだりしているようです。しかし、その管理人さんだけは、冬の寒く雨が降っているようなときでも、満車という看板の前に立ち、満車のために入ることのできないお客様に深々と頭を下げ、お詫びをしていたそうです。給与は、どの管理人さんも変わらないのにです。そういう姿を見て、いつもAさんは感動していたとのことです。そして、ある日、その管理人さんから、今月の○○日でここを辞めることになりました、お世話になりました、と告げられます。Aさんは、いつも大変元気付けられていたので、最後の日には、せめて、お礼だけはしようと菓子折りを買って、当日その駐車場に行ったそうです。そこで見た光景にAさんはびっくりします。今日で辞める管理人さんを探そうと管理人室を見ますが、中が見えません。花束で一杯のため、中が見えないのです。また、管理人室の周りには、沢山の人が持って見えた贈物が山と積み上げられているのです。何と素晴らしいことでしょう!
人に感動を与えるとは、どんな仕事かではなく、その人が自分の仕事に、どのように関わっているかであるということですね。サンワヒューマンは、周りに感動を与えられる仕事への関わり方をしていきましょう!
山川和邦