このことは、私自身、仕事をする上で、大変大切にしていたことです。
中国の兵法書「孫子」には、「拙速(せっそく)は巧遅(こうち)に
勝る」という格言があります。
拙速とは、つたなくても速いことであり、巧遅とはたくみでも
遅いことです。つまり、仕事で言えば、完璧を期すために
遅くなるよりは、速い方が成功する可能性が高いということです。
このスピードは、サンワが順調にここまで成長を続けて来ることが
できた大きな要因の一つであることは間違いないでしょう。
スピードを優先するために、拙速なところがあり、
失敗もありましたが、それ以上に機を逃さずチャンスを
捉えたことの方が遙かに多くありました。
私達サンワヒューマンは、引続きこのスピード感を大事にして
どんな変化の激しい時代にも生き残っていける会社に、
いやむしろそれをチャンスにしていける会社にしていきましょう。
山川和邦