「催促」
「催促」という単語を辞書で引くと、物事を早くするように
促すこと、早く実行するように要求すること、となっています。
一方、「催促がましい」という言葉もある通り、
余り良い響きの言葉ではありません。
しかし、仕事を間違いなくパーフェクトにこなすためには、
この「催促」ができているかどうかは、大変大事な
ことだと思うのです。ミスをよく起す人を観察してみますと、
この「催促」が足りてないように感じます。
また、仕事の進行が遅い人も同じです。
催促をすることは、誰でも快いものではありませんが、
良い仕事をしようと真剣に考えていれば催促をせざる
を得ないと思うのです。依頼主から逆に催促を受けて
しまってから初めて催促をするようでは困るのです。
あなたがAさんとBさんから何か依頼を受けていたとします。
忙しいので伸ばし伸ばしになってしまっていました。
そこに、Aさんから急いで進行して欲しいと催促が来ました。
さあ、あなたはAさんBさんどちらの仕事を先にしますか。
当然、Aさんの仕事に先に取り掛かりますね。
そういうことなのです。良い仕事を成し遂げるためには、
「催促」はどうしても必要なのです。
相手から嫌がられるのでと遠慮などしている場合では
ありません。催促するまで、報告がない相手が悪いのです。
サンワでは、今月の標語になる「仕事の品質ナンバーワン」
を実現するために、遠慮なく催促をしあう風土を作って
いきましょう。そして、催促された人は、真摯に反省をして、
仮にも催促することはあっても、催促されるようなことは
決してないようにしていきましょう。
山川和邦