「心の習慣」
私達は個々人で様々な癖や習慣を持っています。「無くて七癖」と言う言葉があるように、癖の無い人でも七つ位の癖は持っているということです。このほとんどは行動習慣を指しているように思いますが、今回、私が提唱したいのは、心の習慣です。
嫉妬する心、僻(ひが)む心、自分さえ良ければという心、楽をしたいと思う心、心にも習慣があると思うのです。特に本能的なものは誰もが持っています。
この心の習慣を変えることで人生も大きく変わると思います。人の幸せを願う心、他人の利益を考える心、皆が良くなるために考える心。これらの心が持てるよう日々意識を鍛錬し心を習慣化をすることで人間が本来持っている自分さえ良ければという利己的な考えから他人を利する利他の心が芽生えてきます。
一瞬本能的な心が出てきても、習慣を作ることで、理性的な鍛錬した心がそれを直ぐにかき消します。
心の習慣が変わると、それは行動の習慣をも変えていき社会や自分自身に良い結果を生み出してくれます。こんな心の習慣を持った集団になっていきましょう。
山川和邦