「社会の成り立ちは、持ちつ持たれつ」
人間社会の成り立ちは、まさに持ちつ持たれつであると思います。もっと大きく言えば、地球上の全てがこのように成り立っていると言っても良いのではないでしょうか。昨日、オバマ大統領が来日しましたが、アメリカと日本との関係もそうです。同盟国ということで、アメリカは軍事力で日本の防衛に力を貸し、日本は経済力でアメリカを支援しています。このように国と国の関係もそうですし、人と人との関係もそうです。社員と会社も同じです。会社は社員の幸せを願い、色々と努力します。社員も、何とか会社のためになろうと一生懸命に働きます。このようにお互いが相手のためを思い、頑張り補完しあうことで両者の良い関係が成り立ちます。仕事で言えば、お客様との関係、工場との関係など皆同じです。英語では、ギブ&テイクという言葉がありますが、同じような意味になると思います。しかし、残念ながら、この関係が旨く行かないことが世の中には沢山あるのは何故でしょうか。それは、このギブとテイクのバランスが崩れるからです。つまり、物事の成り立ちは、ギブとテイクのバランスが旨く取れているときに、成り立っているのです。シーソーと同じです。テイクだけでは、相手は逃げていきますし、いつもギブだけでは、余程の聖人君主でない限り、いい加減にしてくれよ、ということになってしまいます。シーソーが上になったり、下になったりと旨く動くのは、ギブしたり、テイクしたりするからです。自分を取り巻く人や物との成り立ちを旨く行かせるには、コツがあると思うのです。それは英語の言葉にあるように、ギブを先にすることです。英語でもテイク&ギブとは言いません。サンワヒューマンは先にギブできる人間になりましょう。そして、みんな持ちつ持たれつで助け合い、理想の良い会社にしていきましょう。
山川和邦