「類は友を呼ぶ」
よく言われる言葉ですが、本当にそう思います。親からも、良い友達を選ぶよう言われたものです。小さいときは、こちらから接近すれば、比較的旨く友達になれたりしますが、これがある程度の年齢になってきますと、そうは行かなくなるのです。こちらは友達になりたくても、相手が選ぶようになります。特に、上の人と親交を持ちたいと思ってもレベルが違うと相手にしてくれません。やはり、心からの友達付き合いができるのは、似たような価値観や好みを持つ人になります。この歳になると、この「類は友を呼ぶ」という言葉の意味が大変良く理解できますし、実に見事に合っていると思うのです。だから、自分をしっかりと作り上げていかないと良い仲間が出来ません。良い仲間が出来ないということは、良い人生にもならないということです。一方、人生を真摯に生きている人には、不思議とそのような仲間が寄ってくるものです。このことは、会社に入ってくれる社員にも言えると思います。会社のレベルにあった社員が集まってきます。良い会社になれば、それなりの人が応募してくれるものです。また、必要なときに不思議と必要な人が現われるものです。まさに、類は友を呼んでいるのだと感じるのです。良い社員、良い友達が周りにいると、毎日がより充実しますし、物事も良い方向に進み易いように思います。良い類からお呼びがかかるよう、弛まず研鑽を積みたいものです。
山川和邦