「社員の死」
今週は、大変悲しいことが起こりました。昨日、手術の甲斐もなく、郷部長が急逝してしまいました。昨年の4月に再入社し、大変、活躍をしていたところで残念です。郷部長は、私の高校の後輩になり、卓球の教え子でした。そんな関係で、大学を卒業後、まだ数名だったサンワに入社をし、それから16年間、秋元さんや福寿さんとサンワの基礎を築いてくれた人なのです。しかし、残念ながら途中メニエール病という病になり、退社をすることになってしまいました。それから、12年経った昨年、会社を尋ねてきて、もう一度働かせて欲しいということでした。旅に出ていた息子が親鳥の元に戻ってきたという気持ちで、私は受け入れることにしました。今思うと、自分の死に場所を探して来たようにも思われます。再入社から、1年と4ヶ月という短い期間ではありましたが、サンワのために全力で頑張ってくれました。本当にお疲れ様でした。心から感謝致します。有難うございました。もう頑張らなくていいから、ゆっくりと休んで下さい。郷安彦さんが残していってくれたものを、社員がしっかりと引き継いで行きますので、安心して見守っていて下さい。今度、私があの世に旅立つときには、貴方が私を迎えて下さい。郷安彦さんのご冥福をお祈り致しますと共に、心からの哀悼の意を表する次第です。
山川和邦