「サンワにとって、不況は水を得た魚」
(株)サンワの設立は、1979年ですが、創業は1973年にアイガースポーツというスポーツ用品の小売店を始めたのが創業となります。そこから変化をして、今のサンワが誕生してきました。この創業の1973年という年は、実は第一次石油ショックで大変な年だったのです。そんななかで、当社は誕生をしたのです。不況の真っ只中で、創業した会社ですから、本来、不況の水が体質にあっているのだと思います。その後も、何回か不況を経験してきましたが、当社は不況の時の方がいつも、いいのです。いいと言うのは、他の会社が急に悪くなるのにサンワは、いつも通りなので、相対的に良いという訳です。不況になると、物の値段も下がりますし、銀行の借入れ金利も安くなります。優秀な人材も取り易くなります。本当はいいことが沢山あるのです。
このように、不況になるとサンワは水を得た魚のように元気に泳ぎまわってきました。今回の不況もそうです。この大不況の中、全社員の一致団結した献身的な頑張りで、前年対比で5%アップをしています。これは変化への対応の速さと、全社員の一致団結した頑張りの結果だと思っています。しかし、ここで驕っていると大変なことになります。この結果に、心から神様に感謝し、尚一層の努力をしていくことを全社員が肝に銘じて取り組んでいけば、さらに良い結果を招いて下さるでしょう。
山川和邦