「神様は自分の心の中に居る」
私達は神社仏閣、教会、そして神棚や仏壇に手を合わせ、よくお祈りをします。お正月には、神社に行って、お賽銭を投げ入れ願い事をしてお祈りをします。何か、神様が何処かに居て、その神様が素晴らしい力を持っているので、お賽銭を入れてお願いをすれば、
聞いてくれるのではと期待をしています。果たしてそうでしょうか。
私は自分では信心深いほうだと思っていますが世間であるような特定の神様を信仰するということはしたことがありません。それは神様は自分の心の中にあり何処か特定の宗教にあるものではないと思っているからです。
もし、神様が何処か外に居て、お祈りを一生懸命にすれば、ご利益があるというのなら、私は仕事もしないで朝から晩まで、ひたすらお祈りをしています。しかし、これで会社がよくなることはありません。
神様は、自分の心の中に居るからです。だから、自分の心の状態を高めれば、神様がそれに相応しいようにしてくれますし、逆であれば、その悪い心に相応しい状態になります。自分の心をどのようにするかは、自分が決めています。あることに、自分は不幸と思い、愚痴や不満を言い立てるのか、あるいは、このようなことを気付かせて頂き、本当に幸せですと感じ、感謝の念で生きるのか、心の中に居る神様は、感じるその通りにしてくれます。不幸せに思う人には、そのようにしますし、幸せに感じる人には、幸せにしてくれるのです。これは、生き方の極意と言ってもよいでしょう。
山川和邦
★追伸:
今後、神社に行くことがあったら、お願い事をするのではなく今までのこと、これからのことに、「有難うございます」と感謝をして帰ってくるのが、正しい参拝の仕方だと思います。賽銭はお願い事のためではなく、感謝のためにするものです。