この問題に長年取り組んで来ていますが、
サンワの仕事内容から中々実現ができてきませんでした。
一所懸命に働くことは素晴らしいことで、
サンワの創業以来の確実な成長も社員皆で
頑張って働いてきたことに起因しています。
この残業短縮の問題は諸刃の剣で、大変危険な面も含んでいます。
それは、1980年代から実行された日本のゆとり教育に
見ることができます。この教育方針のために、それまで世界で
トップクラスの学業成績であった日本が文明国中で最下位の方まで
落ちてしまったのです。この事実を受けて見直しが図られ、
やっと成績も戻り始めているようです。
良く勉強する子供の成績が良いように、仕事も同じで、
よく働く会社や国の成績が良いのは、古今東西変わりのない真理です。
私達は、このことをしっかりと理解をした上で、この問題に
取り組まないと、とんでもない結果になりかねないのです。
しかし、全社員が理解の上で、取り組むことが出来るのならば、
理想の形の働き方を実現できるものと私は信じています。
早速、今月より具体的実行に向けて行動していきます。
山川和邦