頭の良さは、その多くは天性によるところが大きいと思います。
例えれば、足の速さと同じで、速く走れる人は生まれつき速いですね。
100mを20秒掛かる人、15秒の人、12秒で走れる人と
様々です。それは、その人の特徴であって、12秒で走れる人の方が、
20秒でしか走れない人より立派な人であるということではないです。
頭の良さも同じように、頭が良いから立派であるとは言えませし、
頭が良いと言っても、色々な頭の良さがあります。
通常は記憶力が良いとか、計算が得意とかですが、
私達が関わる仕事では、むしろそれ以外のことの方が
重要ではないでしょうか。
では、私達が立派で尊敬できると思える人、あるいは仕事ができる
人とは、どんな人でしょう。私は次のような人ではないかと思います。
それは、遊びの誘惑に負けず一所懸命に仕事に努力を継続できる人、
他人に対する思いやりのできる人、他責ではなく自責で考えられる人、
嘘のない誠実な人、利己ではなく利他を大事にできる人、
笑顔を心掛け明るい人、協調性のある人、元気のある人、
等々、このような人だと思うのです。
つまり、今月の標語の通り、「頭の良さではなく、心の態度」の
立派な人です。
いくら頭が良くても、意地が悪く、怠け者で、平気で嘘をつき、
自己中心的で、協調性がなく、暗い人は、評価できませんね。
生まれつきのものは、変えようがありませんが、
心の態度は、その人の意志で変えることができるものです。
6月は心の態度を立派にすることを皆で心掛けようではありませんか。
山川和邦