「仕事の出来不出来」
仕事の出来不出来を決める要素は何でしょうか。
そこには勿論様々な要素が存在しますが、
私は、どのくらい物事に対して気付くことが出来るのかが、
一つの大きな要素ではないのかと思うのです。
会社の顔とも言えるエントランスのマットの上に
ゴミが落ちていても意に介しない人、つまり
気付かない人、一方こんなところが汚れていては
恥ずかしいと感じ、直ぐにゴミを拾う人がいます。
様々な仕事の局面で、このような場面が出てきます。
その時に、気付けているのかどうか、あるいは
気付く努力をしているのかどうか、が問われています。
営業はお客様の話される言葉から、何をして欲しいのか、
お客様の真意に気付けているのか、手配業務ならばミスが
起こり易いところに気付き、予め念入りに注意をしているのか、
イベントを主催していれば、こちらの都合ではなく、
来場者目線でものを見て、気付けているのか、
効率の面をとってみても、更に早くできる方法が
あるはずだと気付けているのか、次元を変えてもっと言えば、
人生の意味に気付けているのか、魂の存在に気付けているのか、
と思うのです。
仕事や人生の出来不出来は、結局のところ、どのくらい気付けて
いるのか、あるいは気付こうとしているのか、その気付きの量と
比例していると私は考えています。
但し、気をつけねばならないことは、実行の伴わない気付きは、
気付いていないのと一緒で意味のないものです。
また、気付きには先天的な天性のものと後天的なものがありますが、
気付こうと努力することで天性に優ることもできます。
私達は、努力することで、気付けるサンワヒューマンに
なっていきましょう。当然、結果は後から付いてきます。
山川和邦