「新入社員の初々しさ」
新入社員6名が外部研修から帰ってきました。私も出張が続き、会うのは4月1日の入社日以来でした。営業本部の朝礼が始まり、司会者の声とともに、「おはようございます!」と挨拶をします。いつも隣にいる金城さんですが、何か心境の変化でもあったのか、随分と丁寧な挨拶をするので、私は感心していました。ところが、ふと隣を見ると、いつも居るはずの金城さんではなく、隣に居たのは新入社員でした。外部研修で学んできた通りに、一所懸命に挨拶をしていたのです。金城さんの弁護のために、一言付け加えておきますと、金城さんは、サンワでも、きれいな挨拶ができるうちの一人です。それだけ、新入社員の挨拶が、素晴らしかったということです。今いる社員も入社の時は、みな同じはずだったのですが、人間慣れると、誰でも真剣さが足りなくなってくるものです。夫婦でも、結婚当初は皆初々しく微笑ましかったのが、10年も経つと、あの初々しさはどこに行ってしまったのかと思います。我が家のように34年も経つと、それはもうご想像にお任せします。
新入社員の皆さんは、今は少しでも多くのことを吸収して先輩達に追いつき、自分を成長させて会社に貢献したいという気持が一杯なのだと思います。この一所懸命さ、初々しさは、人を感動させてくれます。つい忘れがちになっている初心の気持ちを大切にしていきたいと、改めて思い知らされる日でした。
山川和邦