「人間学の勉強」
昔は、「読み書きソロバン」とよく言われました。ソロバンは算数と置き換えてもいいと思います。勉強の一番基本的なところです。私達は小学校からこの教育を受けて育ってきていますが、もし、この「読み書きソロバン」を勉強してなかったらどうなるでしょうか。文字が読めない、書けない、計算が出来ないわけですから、事実上、仕事では使えません。このことは皆さん理解ができると思います。しかし、同じように、私は人間学も勉強していないと仕事でよい成果は出せないと思っています。東大を卒業しているのに、仕事が旨くいかない人がいます。一方、余りよい大学は出ていないけれど、仕事では業績を上げている人もいます。これは、人間性や人間の心理を読む力など、所謂、私の言う人間学に関係しているのだと思います。私達は、仕事でもプライベートでも、全て他の人間との係わり合いの中で生きています。この人間学が実は、とても大切な学問なのです。大事な学問であるにも拘わらず、実際は、学校でも教えない、自分でも勉強していないというのが一般的ではないでしょうか。これを機会に、みんなで人間学の勉強をしましょう!
山川和邦